9月21日から28日まで、7泊6日でポルトガルを旅してきました。
首都リスボンと、第二の都市ポルトに滞在し、リスボンからは
日帰りで世界遺産のシントラと、ユーラシア大陸最西端のロカ岬、
「谷間の真珠」と呼ばれる美しい小さな街であるオビドスを訪れました。
ポルトガルは、日本人の旅行先としてはマイナーな国ですが、
見るべきものがたくさんあり、さらに他のヨーロッパの国々とは
異なるポルトガル独自の文化(町並み、建物、教会、食事、お酒など)
があり、滞在をとても楽しむことができました。
特に良かったのが、展望台からのリスボンの街並みの美しさと、
ポルトでの至極のポートワインを飲みながらのポルトの絶景でした。
ドウロ川に浮かぶ帆船と、対岸に見えるポルト歴史地区のカイス・ダ・リベイラとドン・ルイス1世橋
ポルト歴史地区のカイス・ダ・リベイラ
「リベルダーデ広場」ポルトの中心となる広場、真ん中に見えるのは市庁舎
「クレリゴス教会からリベルダーデ広場方面の眺め」真ん中に、アズレージョが美しいコングレガドス教会、奥に、サント・インデフォンソ聖堂が見える
ポルトガルでは、色々な建物がアズレージョ(装飾タイル)でその壁を飾っています。
特にポルトは、アズレージョで装飾された教会が多いようです。
アルマス教会
サント・インデフォンソ聖堂
コングレガドス教会
カテドラルの回廊
ポルトガル訪問の目的の一つが、本場のポートワインを楽しむことでした。
ポルトは、18世紀にポートワインの生産と輸出で繁栄した街で、
ドウロ川を挟んで旧市街の対岸にあるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア
にはポートワインのセラーが集まっています。
セラーでは、試飲やセラー内の見学を楽しむことができるとのこと。
自分たちは、数あるセラーの中でも、伝統の製法を守り続けている
歴史あるセラーである「テイラーズ(Taylor's)」を訪れました。
ドウロ川沿いの大通りから丘を登っていく必要があるので、
通り沿いのセラーよりも訪問者数は少ないようですが、
ここは、無料で試飲させてくれる数少ないセラーなのです。
さらに、ここのセラーのテラス席からはポルト歴史地区の絶景を
眺めることができ、とても穴場的なセラーなのです。
建物内に入ると、担当のジェントルマンが、ホワイトとルビーの
2種類のポートワインを用意してくれました。
ポートワインはポルトガル北部ポルト港から出荷される特産の酒精強化ワイン。
ポートワインは、まだ糖分が残っている発酵途中にアルコール度数77度の
ブランデーを加えて酵母の働きを止めるのが特徴である。
この製法によって独特の甘みとコクが生まれる。また、アルコール度数は
20度前後と通常のワインの10~15度に対し5~10度程も高く、
保存性が非常に優れている。
このためポートワインは一度封を切っても通常のワインのように急激な風味の劣化、
変化が起こることはなく、またタンニンの多少によらず長期保存が可能である。
(wikipediaより抜粋)
ポートワインは、主に以下のように分類されるそうです。
●ルビー(rubys)
樽で4-5年熟成させたもので、鮮やかな赤色
●タウニー(tawnys)
樽で6年以上熟成させてもので、黄褐色。
●ヴィンテージ(vintage)
優良なブドウが収穫された年のみの限定生産
樽で2年熟成させてビン詰めし、セラーで長期熟成。
●ホワイト(whites)
白ブドウを3-5年熟成。
一般的には、ホワイト・ポートを食前酒として、
それ以外は食後酒として楽しむそうです。