ポルトガル訪問の目的の一つが、本場のポートワインを楽しむことでした。
ポルトは、18世紀にポートワインの生産と輸出で繁栄した街で、
ドウロ川を挟んで旧市街の対岸にあるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア
にはポートワインのセラーが集まっています。
セラーでは、試飲やセラー内の見学を楽しむことができるとのこと。
自分たちは、数あるセラーの中でも、伝統の製法を守り続けている
歴史あるセラーである「テイラーズ(Taylor's)」を訪れました。
ドウロ川沿いの大通りから丘を登っていく必要があるので、
通り沿いのセラーよりも訪問者数は少ないようですが、
ここは、無料で試飲させてくれる数少ないセラーなのです。
さらに、ここのセラーのテラス席からはポルト歴史地区の絶景を
眺めることができ、とても穴場的なセラーなのです。
建物内に入ると、担当のジェントルマンが、ホワイトとルビーの
2種類のポートワインを用意してくれました。
ポートワインはポルトガル北部ポルト港から出荷される特産の酒精強化ワイン。
ポートワインは、まだ糖分が残っている発酵途中にアルコール度数77度の
ブランデーを加えて酵母の働きを止めるのが特徴である。
この製法によって独特の甘みとコクが生まれる。また、アルコール度数は
20度前後と通常のワインの10~15度に対し5~10度程も高く、
保存性が非常に優れている。
このためポートワインは一度封を切っても通常のワインのように急激な風味の劣化、
変化が起こることはなく、またタンニンの多少によらず長期保存が可能である。
(wikipediaより抜粋)
ポートワインは、主に以下のように分類されるそうです。
●ルビー(rubys)
樽で4-5年熟成させたもので、鮮やかな赤色
●タウニー(tawnys)
樽で6年以上熟成させてもので、黄褐色。
●ヴィンテージ(vintage)
優良なブドウが収穫された年のみの限定生産
樽で2年熟成させてビン詰めし、セラーで長期熟成。
●ホワイト(whites)
白ブドウを3-5年熟成。
一般的には、ホワイト・ポートを食前酒として、
それ以外は食後酒として楽しむそうです。