11月28日、Bangkok Airwaysでバンコクからミャンマーの首都ヤンゴンに到着。
街の北にあるヤンゴン国際空港では、飛行機を降りた瞬間からおもしろい発見が始まった。 飛行機から空港ターミナルまでの空港バスに日本語の案内が多数。 よく見ると、窓にはパチンコ屋の広告などが... 明らかに、数十年前に日本で走っていたバスが、ここミャンマーで活躍しているのだった。(降車ブザーもしっかり残っていた。)
夜、ミャンマー仏教の聖地、シュエダゴォン・パヤーに向かった。
Shwedagon PayaShwedagon Paya中央の黄金の塔の高さは99.4mもある。 塔の最頂部には数々のダイヤモンドなどの宝石がちりばめられているそうだ。
夜でも境内には多くの地元民と観光客がいる。
境内を歩いていると、2人のお坊さんに声をかけられた。 街中でもそうだったが、話しかけてくる奴らは大抵裏があるので、十分に警戒しながら話に応じた。 2人のお坊さんは、特にお金の話をすることもなく、色々と親切にお寺の案内をしてくれた。 相手がお坊さんと言うこともあり、彼らを信用して境内をくまなく案内してもらった。
最後に、仏像の陰で、旅行の無事とビジネスの成功のお祈りをしてもらった。 すると、突然、「私はこれから大学院で勉強して、その後(仏教を)大学で教えなくてはならない。 それには非常にお金がかかる。 ぜひ$50寄付していただけないか?」と言ってくるではないか! 「うわっ、こいつら今まで親切に案内をしてくれたのは、このためだったのか。」 裏切られたショックと何とかこの場去ろうという気持ちでいっぱいになった。
しかし、親切にされた分、さっさと立ち去るわけにもいかない。 仕方なく、「自分は今から旅行しなくてはいけないので、寄付できるお金は残念ながら持っていない。 でも、案内してくれて、本当にありがとう。」と言って納得してもらうとした。 ところが、当然、相手もなかなかあきらめない。 お金がどうしても必要なこと説明し続けるが、最後は、少しでも良いから(お金を)くれ、と言う始末。
このまま話をしていても仕方がないと思い、「案内してくれてありがとう。 でもあげるお金はないよ。」と言い切って、その場を立ち去った。
非常に後味の悪い思いで、シュエダゴォン・パヤーを後にしたのだった。