オスロに滞在中に置き引きに遭ってしまった。 もちろん、初めての経験。 ホテルのレストランで朝食を食べていた時、それは起こった。 コーヒーを取りにテーブルを離れ、戻ったときにはバッグがなくなっていた。 近くに座っていたおじさんに訪ねると、南米系の男が私のテーブルの近くに座ってすぐ立ち去ったとのこと。 急いでフロントに伝えると、レストランから走ってホテルの外に出て行った男がいた、と。(おい、ちゃんとホテルに出入りする人間をチェックしろよっ。)
結局、自分以外にも老夫婦が被害にあったらしい。 盗まれたバッグには、パスポート、現金、携帯電話、iPodなどが入っていた。
そのうち、オスロ市の警察がホテルに来て、私はオスロ警察署に行くことになった。 盗難証明書を作成してもらい、「帰国のための渡航書」を作成するため、それを持って日本大使館に向かった。 大使館は週末だったので閉まっていたが、急遽、大使館の方に来てもらい、「帰国のための渡航書」作成の手続きをしてもらった。
これが、「帰国のための渡航書」である。
実は、10年前にこれと同じ「帰国のための渡航書」をドイツで作成している。 そのときは、数日前に滞在したユースホステルにパスポートを置き忘れてしまい、帰国前日の夕方にそのことに気がついて、かなりパニくったという経験をした。(このときの経験のおかげで、今回はパニくらずに済んだが...)
それにしても、2度も「帰国のための渡航書」を作ることになるとは... 3度目はないように、気をつけよう。